AKAOです。
信州の秋、「松代藩真田十万石まつり」の様々なイベントが松代城址などで行われました。期間中、アカオウにてお客様と撮影に行ってきました(^^)
昨年、台風19号により甚大な被害に見舞われた松代町の復旧、復興も未だ行われていますが、地域経済復興も含め、三密対策・感染予防対策をして、” 元気な町 松代 ”をPR出来るよう、松代の方々が実施しています。
10月31日、秋晴れに恵まれた、恒例の「第17回きもの写真撮影会」
文武学校周辺、着物モデルさんを撮影して周ります。多くのカメラマンが参加しました。
人力車も登場。松代の風情ある景観がとても絵になりました。
松代城からの夕景もとても綺麗です。
雲一つありませんでした。
この場合、空だけのグラデーションも綺麗ですが、上部に木々のシルエットを配すると画面が安定します。手前、枝にピントを合わせ、遠方もあまりボケないように絞ります。縦位置だと奥行きが出ます。横位置は広がりを表現できます。
期間中、東日本台風からの復興応援「 長野デザインウィーク㏌松代 」として、イルミネーション、プロジェクションマッピングで夜の松代も彩られました。
城石垣に様々な色の六文銭が浮かびました。
左は広角撮影。広がりは表現できますが暗部が多いので、寂しい感じになります。
右は望遠撮影。遠近が圧縮されるので、華やかになりました。
熱気球も上がりました。幻想的な光景に方々から歓声(^^)/
この場合、スローシャッターにすると動く気球はブレてしまいます。
流動感を表現するために、わざとブラす手法もありますが、まずはブレない程度の高速シャッタスピードに設定してみましょう。
城内では、ジャム瓶を利用したランタンが飾られていました。
動く見物客がブレないギリギリのシャッタースピードを得るため、高感度設定しましたがノイズが出てしまいました。
手持ち撮影しました。手振れと被写体ブレを防ぐため、高感度設定にしました。
ノイズが出ましたが、撮影後、編集の際に、暗部を無理に明るくしなければ、さほど影響はありません。
左の写真。背景の丸ボケは他のランタンです。望遠で距離感を圧縮すると大きく写ります。さらに絞りを開放にするとボケが大きく写ります。
右の写真。広角28ミリで手前が大きく、後部が遠い感じに遠近感が出ました。
人物撮影は、主役の人物を引き立たせるための、背景に配する脇役が重要です。
望遠で背景の雑な感じを整理するのか、広角で状況を見せるのか、ぼかして主役を浮き立たせるのか、ハッキリ写して風景と一緒に見せるのかもポイントです。
そして重要なのは、ピントの位置と、人物の表情に仕草です。
夜景、イルミネーション撮影は、いかに光を綺麗に魅せるかになります。
暗部の面積が多いと、寂しい感じになります。効果的に暗部を多めに入れる場合もありますが、光をたくさん入れた方が華やかになります。
高感度によるノイズも気になりますが、まずはブレのないように。
三脚を使用すると低速シャッターでもブレはなくなりますが、色のある光は、長時間撮影だと白くなりますのでシャッタースピードはいろいろ変えてみましょう。
被写体が光っていますので自動ピント=AFでもピントは合いますが、三脚に付けた場合はAFセンサーを移動して合わせたいところに配しなければなりません。
暖色系、寒色系、イメージ通りのホワイトバランスも変えましょう。
構図は日中の風景撮影と一緒です。広角や望遠で距離感を様々に表現してみましょう。
昨年の水害及びコロナ禍のため、様々な催事、イベントが見送りとなりましたが、今回の松代のイベントは、地元の方々をはじめ、訪れた方に多くの感動と元気を与えてくれたと思います。
次回、アカオウでは12月5日から行われる、善光寺イルミネーションの撮影会を予定しています。ぜひ、ご参加をお待ちしています。